アチャールは、インドやネパールなどで作られる、野菜や果物の漬物(ピクルス)のことです。今回はアチャールの基本の作り方とレシピを4つご紹介します。
もくじ
アチャールの発祥国と保存期間
インド周辺国で食されているアチャールですが、発祥国はインドであると言われています。
本来は農作物が不作のときのための保存食として作られていたもので、食材によっては常温で2年以上も保存が可能です。
アチャールに使われる食材
野菜、果物、酢、スパイス、マスタードオイルなど。
具体的にはニンジンやショウガ、タマネギなどの野菜のほか、トウガラシやレモン、マンゴー、ひよこ豆といった多種多様なものです。
アチャールの作り方・レシピ
作り方はいたってシンプルで、野菜、果物といった食材を数種類のスパイスや酢と共にオリーブオイルやマスタードオイル(マスタードの種子から抽出される油)に漬け込めば完成です。
日本の漬物と同様に、現地の食卓に欠かせない存在として親しまれています。
レシピ 玉ねぎのアチャール
出典: cookpad.com
材料
- 玉ねぎ―1個
- 塩―小さじ2
- オリーブオイル―大さじ1
- 酢―大さじ2
- 砂糖―小さじ1
- レモン汁―大さじ1
- カイエンペパー―大さじ1〜2
玉ねぎを薄切りにして、塩で揉み、15分くらいおきます。
その後、オリーブオイル、酢、レモン汁、砂糖、カイエンペパーを入れてよく混ぜ、冷蔵庫で1日ねかせて完成です。
レシピ 大根と紫玉ねぎのアチャール
出典: cookpad.com
材料
- 大根―1/6本
- 紫玉ねぎ―1/2個
- 塩・酢(レモン汁)―各小さじ1
- 砂糖・・―小さじ1/2
- チリペッパー―小さじ1/2
- ガラムマサラ―小さじ1/2
紫玉ねぎは薄切りにし水に5分程さらし、十分に水気を切ります。大根は約5ミリ幅で拍子切りにしましょう。
切った玉ねぎと大根を調味料と共にジップロックに入れ、良く揉み2時間ほど寝かせたら完成です。
レシピ キャベツのアチャール インドの漬物風
出典: cookpad.com
材料
- キャベツ―半玉
- 紫玉ねぎ―1/2個
- 塩―各小さじ3
- 酢―大さじ4
- クミンシード―小さじ1
- マスタードホール―小さじ1と1/2
- オリーブオイル(サラダ油でもよい)―大さじ4
- ターメリックパウダー(あれば)―少々
キャベツはざく切りにして、塩と酢をかけて和えます。この時に味見をして塩味と酸味のバランスを調整しましょう。
フライパンに弱火でオリーブオイルをいれてあたため、クミンシードとマスタードをいれてじっくり焦げ目がつくまで加熱します。
ボウルに入れたキャベツに熱々のオイルをジュッとかけて全体に回るように和えます。五分くらい経つとしんなりして来て食べごろに。
より詳しいレシピはこちらから(クックパッド)レシピ ニンジンのアチャール
出典: cookpad.com
材料
- にんじん―1本
- ナス―2個
- サラダ油―大さじ6
- ガラムマサラ―大さじ2
- レモン汁―大さじ1
にんじんはキューブ状にカットします。 弱火で熱したキャノーラ油にガラムマサラをれ、香りを移していきます。焦げないように弱火で温めていくとスパイスから泡が出始めるので、にんじんを茹でずに生のまま投入し炒めます。
混ぜはじめはニンジンがゴツゴツとした感触ですが、それが和らいできて柔らかくなったくらいで火を止めます。
そこにレモン汁を入れて混ぜ合わせ、ビン等の容器に移し冷ませば完成です。
より詳しいレシピはこちらから(クックパッド)どうやって食べる?
インドではカレーの付け合わせとして食べるのが最も一般的です。日本でいうところの福神漬けやらっきょう漬けのような存在といえます。
アチャールを添えるだけで、ピリ辛で程よい酸味がアクセントになり本格的な味を楽しむことができます。
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