【熊本県】人気温泉地おすすめランキング 10選

この記事では、熊本県で一度は訪れたい人気温泉地をランキング形式で10カ所ご紹介します。

阿蘇の雄大な山々や清らかな水源に恵まれた熊本県は、「火の国」「水の国」として知られる全国有数の温泉天国です。渓谷沿いに湯けむりが立ちのぼる秘湯から、歴史ある温泉街、美肌の湯として名高い名泉まで、個性豊かな温泉地が県内各地に点在しています。

定番の名所から少し足を延ばして訪れたい穴場まで、それぞれの魅力や楽しみ方をまとめました。2025年の熊本旅行や週末の温泉旅の計画に役立てていただき、熊本県の温泉で心も身体もしっかり癒やされるひとときをお過ごしください。

一度は訪れたい!熊本県の人気温泉地ランキング10選

1位 黒川温泉

©黒川温泉観光旅館協同組合 黒川荘

里山の景観を守り続ける全国区の名湯

阿蘇外輪山北側の山あいにひっそりと佇む黒川温泉は、田の原川沿いに30軒ほどの旅館が寄り添う情緒豊かな温泉街です。かつては地図にも載らない秘湯とされていましたが、「温泉街全体を一つの旅館」と見立てた景観づくりにより、今では全国から温泉ファンが訪れる憧れの地になりました。

名物は、木製の「入湯手形」を使った露天風呂めぐり。泉質やロケーションの異なる露天風呂から好きな3カ所を選んで入り比べることができ、単純泉から硫黄泉、含鉄泉まで多彩なお湯を楽しめます。冬には竹灯籠が温泉街を照らす「湯あかり」が行われ、湯けむりと柔らかな灯りが織りなす幻想的な光景に出会えます。

カップルや夫婦旅には、浴衣で川沿いの小径をそぞろ歩きしながら、カフェや土産店に立ち寄る温泉街散策がおすすめです。阿蘇エリアの観光とあわせて1〜2泊ゆっくり滞在すれば、昼と夜で表情を変える里山の風景と、上質な湯を心ゆくまで満喫できます。

4.4

黒川温泉のスポット情報

住所熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594-3
アクセスJR熊本駅から九州横断バスで約3時間「黒川温泉」バス停下車すぐ

2位 杖立温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

昭和レトロな温泉街と鯉のぼりが舞う「九州の奥座敷」

熊本県北部の小国町、杖立川沿いの急な斜面に旅館や家々がびっしりと建ち並ぶ杖立温泉は、「昭和の薫りが今も漂う温泉街」として人気を集めています。川面から立ちのぼる湯けむりと細い路地が入り組んだ街並みはどこか懐かしく、空海ゆかりの伝説も残る歴史ある温泉地とされています。

春の「鯉のぼり祭り」では、渓谷の上空を埋め尽くすほどの鯉のぼりが風になびき、カラフルな景色が温泉街を彩ります。川沿いにある屋根付きの「もみじ橋」には、絵馬ならぬ「絵鯉」を吊るして願掛けができるスポットも。温泉の蒸気を利用して卵や野菜を蒸せる「むし場」もあり、湯上がりに蒸したての食材を味わう楽しみも見逃せません。

レトロな街並みを写真に収めたい方や、カップルでのんびり街歩きを楽しみたい方にぴったりの温泉地です。車でのアクセスが便利な立地なので、黒川温泉やわいた温泉郷と組み合わせて温泉ドライブを満喫するプランもおすすめです。

4.1

杖立温泉のスポット情報

住所熊本県阿蘇郡小国町下城
アクセス熊本市内から車で約1時間40分、JR阿蘇駅から産交バスで約1時間20分

3位 阿蘇内牧温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

阿蘇観光の拠点に便利な町湯めぐりの温泉街

阿蘇五岳を望む阿蘇市内牧に広がる阿蘇内牧温泉は、20軒を超える旅館やホテルが集まる阿蘇エリア最大級の温泉街です。100年以上の歴史を持ち、夏目漱石や与謝野鉄幹・晶子夫妻など文豪たちも滞在したと伝えられる由緒ある温泉地でもあります。

温泉街には「町湯」と呼ばれる共同浴場が点在し、地元の人々と同じ気分で気軽に湯浴みを楽しめるのが魅力です。硫酸塩泉や単純温泉などの泉質を中心に、やや熱めの湯が多く、疲れた身体をしっかり温めてくれます。リーズナブルな入浴料で湯めぐりができるので、温泉好きにはたまらないエリアです。

阿蘇山や大観峰、草千里など周辺観光地へのアクセスも良く、観光と温泉をバランスよく楽しみたいファミリーやグループ旅行の拠点に最適です。日中は観光、夜は町湯めぐりと地元グルメを楽しむ、欲張りな温泉旅を計画してみてはいかがでしょうか。

4.0

阿蘇内牧温泉のスポット情報

住所熊本県阿蘇市内牧
アクセスJR阿蘇駅から産交バスで約15分「内牧温泉」周辺下車

4位 平山温泉

©平山温泉観光協会

とろりとした美肌の湯が評判の里山温泉郷

山鹿市郊外ののどかな里山に広がる平山温泉は、近年「美肌の湯」として注目度が高まっている温泉郷です。こぢんまりとした旅館や日帰り温泉、家族湯が点在し、静かな田園風景の中でゆったりとした時間を過ごせます。古くは1300年前から湧いていたと伝えられ、加藤清正もこの湯を好んだという言い伝えも残されています。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、とろみのある柔らかな湯ざわりが特徴です。湯上がりの肌がしっとりすべすべになると評判で、女性のリピーターも多い温泉地です。最近は温泉に浸けると占いの結果が浮かび上がる「温みくじ®」などユニークな仕掛けも話題になっており、温泉と一緒に小さな驚きも楽しめます。

熊本市街や福岡方面からも車でアクセスしやすく、日帰りで気軽に訪ねられるのも魅力です。カップルや友人同士でのんびり湯めぐりをしたい方は、露天風呂付き客室や貸切風呂のある宿を選んで、プライベート感たっぷりの温泉時間を楽しんでみてください。

4.4

平山温泉のスポット情報

住所熊本県山鹿市平山5346-1
アクセス熊本市街から車で約1時間、JR玉名駅からバス乗り継ぎで約1時間10分

5位 玉名温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

白鷺伝説が残る1300年以上の歴史を持つ温泉町

熊本県北部の玉名市にある玉名温泉は、古くは「立願寺温泉」と呼ばれ、白鷺が湯で傷を癒やしたという伝説が残る歴史ある温泉地です。1300年以上こんこんと湧き続ける湯は、無色透明でクセが少なく、湯冷めしにくいと評判。温泉街の中心には、伝説にちなむ「しらさぎの足湯」も整備され、旅人の足をやさしく温めてくれます。

泉質は単純温泉や弱アルカリ性の単純泉を中心に、放射能泉や塩化物泉なども見られ、多彩なお湯を楽しめるのが魅力です。源泉かけ流しの大浴場を備えたホテルから、家庭的な雰囲気の旅館、家族風呂専門施設まで宿泊・日帰りともに選択肢が豊富です。温泉街周辺には「玉名ラーメン」の人気店も多く、湯上がりグルメも充実しています。

熊本市街から車で約50分とアクセスしやすく、九州新幹線の新玉名駅やJR玉名駅からもバスで向かえるため、公共交通機関を利用した旅にも便利です。熊本市内観光のあとに1泊してゆっくり疲れを癒したい方や、気軽な週末温泉旅を楽しみたいカップル・ファミリーにおすすめです。

4.0

玉名温泉のスポット情報

住所熊本県玉名市高瀬290-1
アクセスJR玉名駅からバスで約10分、熊本市街から車で約50分

6位 菊池温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

「美肌の湯」「化粧の湯」と呼ばれる名湯百選の温泉地

菊池市街地に湧く菊池温泉は、そのなめらかな泉質から「美肌の湯」「化粧の湯」と呼ばれる人気の温泉地です。自然の湯を100%使った無色透明の単純温泉で、肌にやさしく柔らかな湯ざわりが特徴。2011年には「日本名湯百選」にも選ばれ、美容目当ての温泉旅にもぴったりのエリアとなっています。

温泉街では、3カ所の温泉をお得に巡れる「周湯券」を利用して湯めぐりを楽しめます。市街地中心部には足湯や物産館もあり、湯上がりに地元グルメやスイーツを味わえるのもうれしいポイントです。近くの菊池渓谷では、夏は清流散策、秋は紅葉狩りと、四季折々の自然と温泉を組み合わせた旅が叶います。

阿蘇くまもと空港からもアクセスしやすいため、到着日の立ち寄り湯や、熊本市内観光と組み合わせた1泊旅行にも便利です。美容に関心の高い女性同士の旅や、自然散策と温泉を両方楽しみたいカップルに特におすすめの温泉地です。

4.0

菊池温泉のスポット情報

住所熊本県菊池市隈府1273-1
アクセス阿蘇くまもと空港から車で約40分、JR熊本駅からバスで約60分

7位 山鹿温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

灯籠まつりと芝居小屋が彩る情緒豊かな温泉町

熊本県北部の山鹿市にある山鹿温泉は、江戸時代から続く豊前街道沿いに発展した歴史ある温泉地です。菊池川のほとりに広がる温泉街には、明治期に建てられた芝居小屋「八千代座」や、木造の大浴場「さくら湯」など、ノスタルジックな建物が今も大切に残されています。

泉質はアルカリ性単純温泉で、柔らかな湯が身体をやさしく包み込んでくれます。毎年8月には、頭に金灯籠を載せた女性たちが舞う「山鹿灯籠まつり」が開催され、温泉街一帯が幻想的な灯りに包まれます。夜の温泉街を浴衣姿で歩けば、タイムスリップしたような雰囲気を味わえるでしょう。

熊本市内や新玉名駅からもバスでアクセスできるため、日帰りで立ち寄るのにも便利です。歴史ある街並みや伝統文化に触れながら温泉も楽しみたい方、ゆったりとした時間を過ごしたい大人のカップル旅や女子旅におすすめです。

4.2

山鹿温泉のスポット情報

住所熊本県山鹿市中央通510-2
アクセス熊本市街から車で約1時間、桜町バスターミナルから産交バスで約1時間10分

8位 人吉温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

球磨川沿いに湧く「九州の小京都」の温泉郷

熊本県南部の人吉市に広がる人吉温泉は、日本三急流の一つ・球磨川沿いにおよそ50の源泉が分布する温泉郷です。戦国時代から続く相良氏の城下町としても知られ、「九州の小京都」と呼ばれる落ち着いた町並みと温泉文化が今も息づいています。

泉質は無色透明・無味無臭の中性〜弱アルカリ性単純泉と、ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉の2系統で、肌に優しく「美人の湯」としても親しまれています。市内には昭和レトロな共同浴場や、球磨川の流れを望む露天風呂を備えた宿など、個性豊かな温泉施設が点在し、湯めぐりをしながら町の雰囲気も楽しめます。

人吉城跡や青井阿蘇神社などの歴史スポット、球磨焼酎の蔵元見学など見どころも多く、温泉と観光をじっくり味わいたい方にぴったりです。熊本市街から車で約1時間20分と、週末旅行にも組み込みやすい距離なので、ゆったりとした時間を求める大人の温泉旅に訪れてみてはいかがでしょうか。

4.2

人吉温泉のスポット情報

住所熊本県人吉市波床町3250-7
アクセス熊本市街から車で約1時間20分、九州新幹線新八代駅から高速バスと路線バス乗り継ぎで人吉市内へ

9位 わいた温泉郷

©熊本県観光サイト くまもっと

湯けむりと地熱蒸し料理を楽しむ山里の秘湯エリア

阿蘇郡小国町と大分県九重町の境にそびえる涌蓋山(わいたさん)の麓に広がるわいた温泉郷は、はげの湯・岳の湯・山川温泉など6つの小さな温泉地からなる山里の温泉エリアです。あちこちからもうもうと湯けむりが立ちのぼる風景は迫力があり、温泉地帯ならではの独特な雰囲気を楽しめます。

多くの施設が自家源泉かけ流しで、家族湯や貸切風呂が充実しているのが特徴です。地熱を利用した「蒸し場」では、卵や野菜、さつまいもなどを自分で蒸して味わうことができ、温泉と一緒に“地熱グルメ”も満喫できます。自然の中で静かに過ごせる宿も多く、温泉好きのリピーターから高い支持を集めています。

公共交通機関だけでは少し行きづらい場所にあるため、レンタカーやマイカーでのドライブ旅にぴったりです。黒川温泉や杖立温泉と組み合わせて、阿蘇北部の温泉地をハシゴする上級者向け温泉旅を計画してみるのもおすすめです。

4.5

わいた温泉郷のスポット情報

住所熊本県阿蘇郡小国町西里岳の湯2816
アクセス大分自動車道九重ICから車で約40分、道の駅小国ゆうステーションから車で約15分

10位 日奈久温泉

©熊本県観光サイト くまもっと

600年の歴史を刻む八代の港町の温泉

八代市の海沿いに位置する日奈久温泉は、室町時代に若者の親孝行の祈りから湧き出たと伝えられる「孝行泉」の伝説を持つ、熊本県内でも最古級の温泉地です。江戸時代には藩主の御前湯としても利用され、現在も細い路地と古い木造の旅館が残る落ち着いた温泉街の雰囲気が魅力です。

泉質は弱アルカリ性単純泉で、やわらかな湯は「美人の湯」とも言われ、関節痛や神経痛、冷え性などへの効能が期待されています。昔ながらの共同浴場から、登録有形文化財に指定された老舗旅館まで、個性豊かな湯処がそろい、昭和レトロな温泉情緒を味わいながら湯めぐりができます。

最寄りのJR新八代駅・八代駅から肥薩おれんじ鉄道で「日奈久温泉駅」まで向かえるため、列車旅との相性も良好です。静かな温泉街でゆっくり過ごしたい方や、天草方面へのドライブ途中に立ち寄り湯を楽しみたい方にぴったりの温泉地です。

3.9

日奈久温泉のスポット情報

住所熊本県八代市日奈久中町
アクセスJR新八代駅または八代駅から肥薩おれんじ鉄道で日奈久温泉駅下車、徒歩圏内

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